相模女子大学と実践女子学園~125年の歴史が紡ぐ女性教育の未来

125周年を迎えた相模女子大学
相模女子大学は、1900年に設立された日本女学校を起源とし、2025年10月18日に創立125周年を迎えます。この節目に、「女性の活躍を支援し、地域とともに発展する『開かれた学園』へ」を基本コンセプトとして掲げ、さまざまな記念事業を展開しています。
学園の歩み
相模女子大学は、女性教育の先駆者として、多くの優れた人材を輩出してきました。地域社会との連携を深め、「地域貢献度ランキング全国女子大学No.1」の評価を得るなど、社会に根ざした教育活動を展開しています。
125周年記念事業
125周年を記念して、以下の取り組みが進められています。
- キャンパス整備事業: 学生や地域住民が利用できる施設の充実を図り、学びと交流の場を提供します。
- 記念誌の制作: 学園の歴史や卒業生の活躍をまとめた記念誌を発行し、次世代への継承を目指します。
- 募金活動: 教育環境のさらなる充実を図るため、創立125周年記念事業募金を募っています。
未来への展望
相模女子大学は、125周年を機に、女性の社会進出を支援し、地域とともに発展する「開かれた学園」としての役割を強化しています。これからも、時代のニーズに応じた教育と研究を推進し、社会に貢献する人材の育成に努めていきます。
同じく125周年を迎えた実践女子学園
実践女子学園は、1899年に創立され、2024年度に125周年を迎えました。この節目に、「学園中期計画(2022~2026年度)」の折り返し点として、新学部・新学科の設置や教育改革など、多彩な改革を進めています。
125周年記念特別事業
実践女子学園では、以下の5つのテーマに基づき、特別事業を展開しています。
- グローバル化の推進: 国際的な視野を持つ人材の育成を目指し、グローバルイベント「JISSEN Global Way」を開催しました。
- 社会連携の推進および就職支援の強化: 地域社会や企業との連携を深め、学生の就職活動を支援する取り組みを強化しています。
- 高大連携: 高校と大学の連携を推進し、探究学習を支援するイベント「探究パスポート2024」を実施しました。
- 学校間連携の推進: 学内外の教育機関との連携を強化し、教育の質の向上を図っています。
- 学力向上プロジェクト: 学生の基礎学力向上を目指し、新カリキュラムの運用やクォーター制の導入を進めています。
新たなチャレンジ
125周年を機に、実践女子学園は以下の改革を実施しています。
- 新学部・新学科の開設: 2024年4月に国際学部国際学科を創設し、人間社会学部に社会デザイン学科を新設しました。
- 新カリキュラムの運用開始: データ活用力や社会に根ざした読解力を育成するため、カリキュラム改革を実施しています。
- クォーター制の導入: 柔軟な学習環境を提供するため、クォーター制を導入し、学生の主体的な学びを支援しています。
創立者 下田歌子の想い
実践女子学園の創立者である下田歌子は、女性の社会的地位向上と人材育成に尽力しました。彼女の理念は、125年を経た現在も学園の教育方針に深く根付いています。